スリーパー効果

スリーパー効果 人間心理
スリーパー効果

スリーパー効果とは

信頼感がない人から言われたことは、人は信じづらい。という心理があるが、時間が経つと情報源の記憶が曖昧になり、信頼感がない人から言われた言葉だけが頭に残り、その言葉を信じることがある。これをスリーパー効果という。

例えば

あるサービスについてあなたが全く信頼のおけない人から「あのサービスすごく良かったんだよ!絶対に受けるべきだよ!」と言われたとする。言われた瞬間は心の中では嘘だろ。と思っている。

しかし3ヵ月後。そのサービスの広告を見た。その時「そう言えばこのサービスは良いって誰かに聞いたことあるな?」と思い、そのサービスに好感を持つ。

このように情報源を忘れてしまい、情報のみが頭に残って、それが気持ちに影響を与えるのがスリーパー効果である。

セールスメッセージでスリーパー効果をどう使う?

ランディングページのようにその場で結果を求める場合であれば、スリーパー効果を活かすことは難しい。

しかし、定期的に折り込むチラシやDM、メールやCM営業トークなどでは有効に使うことができる。

例えば

「〇〇という成分は良いですよ」を説明するDMをお客さんに何度か送る。その後、新商品として「〇〇がたっぷり入っています!」と伝えると、〇〇という成分は良いというスリーパー効果が働いて、新商品についての印象が良くなる。

このスリーパー効果を理解していれば営業活動でも役立つ。1度訪問した際に、しっかりと〇〇が良いということを自信を持って伝えておき、時間をおいて再度訪れた際に「〇〇って良いですからね。」ってサラッということで、相手がそれを受け入れる可能性が高まる。

よって、セールスメッセージでこれだけは絶対にお客さんに伝えたいという情報を決めて、それをお客さんに伝わりやすく何度も伝えることで、スリーパー効果を期待できるようになる。