無理に禁止させては逆効果!?
あなたはタバコを吸っているだろうか?
タバコは「百害あって一利なし」というのは誰もが知っているだろう。しかし愛煙家もいる。その人にタバコを止めさせるとしたらあなたはどうやって止めさせるだろうか?
- タバコは身体に良くないと説得する
- タバコを取り上げる、隠す
- 禁煙!という紙を貼る
- タバコを吸っているところを見つけて怒る
- タバコ止めたらご褒美をあげるという
- 電子タバコを勧める
- 禁煙クリニックに行かせる
などなど、タバコを止めさせる為の方法が思い浮かぶのではないだろうか?そして一番やってしまいがちなのが「禁止」することだ。
タバコじゃなくてお酒・ギャンブル・悪い癖など何かを止める時に「禁止する」という行動を取らないだろうか?
- ダイエットする為に甘いものを食べるのを禁止する
- 肝臓の数値が悪いのでお酒を禁止する
- テスト前なのでテレビを見るのを禁止する
このように、何か目的の為に「禁止する」という行動を取ったことはないだろうか?
しかし、この「禁止」は辛く、強い意志がなければ途中で破ってしまう。ちょっとぐらいなら良いだろうという気持ちが出てきてしまう。
「禁止」を達成するには相当な忍耐力が必要になる。実はこの「禁止」よりも良い方法がある。
それが「もう一歩先の目標」を明確にすることである。
タバコを止めさせたいのであれば「禁止」にするのではなく、「目標を明確にする」のだ。
例えば
単にタバコは禁止ではなく
- タバコを止めさせたい。目的を明確にする
↓ - 「子供と市民マラソンに一緒に参加してゴールをしたい」という目標を明確にする
↓ - 子供と一緒にゴールできる目標達成をイメージさせる
↓ - タバコを吸うと息切れするようになるよね。とタバコのデメリットを伝える
↓ - そんな状態で子供と一緒にゴールできるのかな?と目標とタバコを結びつける
↓ - じゃあタバコを止めよう!
目標を明確することで自ら進んでタバコを止めるという決断をすることができる。このように前向きな気持ちで決断すると、我慢して禁止するよりも効果絶大になる。
この心理テクニックをセールスメッセージライティングに活用するとどうなるか?
まずは、先ほどの流れをテンプレートにする
- 目的明確化
- 目標明確化
- ゴールのイメージ化
- デメリット
- 目標とデメリットのつなぎ合わせ
- 決断
このテンプレートに沿ってダイエット茶を販売する場合の例
- 1.ダイエット飲料を販売する
- 夏までにマイナス5キロ痩せて海に行きたいあなたへ
- 友達からスタイルを褒められる、ナンパされる、良い人に巡り合える
- ジュースって砂糖がたっぷり入ってるんだよ。甘い食べ物を我慢しても甘い飲み物飲んでたら太るよね
- これからの季節暑くなるしジュース飲んでると今の体型のままで水着姿になるよね。それで大丈夫?
- だったらこのお茶に変えたらどう?ただのお茶じゃないんだよ…
上記のような流れでコピーライティングを行うことができる。
「ジュースは太るから飲んじゃダメ!代わりにこのお茶が良いよ!だから買って!」
というよりも自分で目標を明確にし、ゴールをイメージし、決断する方がコンバージョン率は高くなり、継続率も高まるだろう。

