セールスメッセージは思い付いた順に制作していくものではない。お客さんの心理に沿って制作していくことが大切だ。
キャッチコピーから始まって ゴールまでを1つの流れにする。まるで滑り台のように、読み始めたら途中で止まる ことなく、最後までスーっと読んでしまう流れが理想的だ。
しかし、そんな流れをどうやって制作すれば良いのか?
そこで便利なのがテンプレートである。
お客さんの心理の流れに沿った、既に成功しているセールスレターのテンプレート が存在する。そのテンプレートに沿ってセールスメッセージを制作すればいいのだ 。
あなたは「守・離・破」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
何かをマスターする時の考え方である。
・守
元々ある方法、先生の教えをそのまま守るということだ。
セールスメッセージの流れのテンプレートがこの「守」にあたる。まずはテンプレートに沿って制作する。何度も何度も制作することで流れが頭の中 に流れがインプットされる。
コピーライティングの世界では、アメリカのコピーライターのセールスレターを手 書きで書き写してコピーを学ぶと良いとされている。その流れを真似してセールス レターを制作するのだ。
・離
テンプレートをしっかりと自分のものにしたら、決まった流れから離れてみる。
テンプレートの流れの中に新たな要素を追加してみる。逆に要素を省いてみる。流 れを少し変えてみる。というように、テンプレートを自分なりに進化させる工程である。
・破
テンプレートを壊して全く新しい方法で制作する
多くの人はいきなりこの段階から制作しようとする。守・離の工程を踏んでいなけ れば結果は出ない。
ピカソの絵を想像してみて欲しい。
昔「こんな下手くそな絵なら、俺でも描ける!」と思ったことはないだろうか?が、私が描いたところで下手くそな絵にしかならない。なぜなら守・離の工程を踏 んでいないからだ。
実はピカソはこの守・離・破の工程を踏んでいたことを知っているだろうか?「ピカソ 画風」などで画風の変化をネットで調べると当初は非常に上手い絵を描い ていたことが分かるだろう。
皆が知っているピカソの絵は「破」の段階なのである。
ピカソはいきなり「破」の絵を描いていたのではなく、始めは「守」である模写を行なっていた。
このように、セールスメッセージでもいきなりコピーライティングのスキルを使っ てオリジナルで制作しても売れるセールスメッセージになる可能性は低い。まずはテンプレートを使ってセールスメッセージを制作するところから始めよう。