商品やサービスが「難しい」「複雑」である場合のセールスメッセージの伝え方
世の中の商品やサービスは多種多様だ。様々なセールスメッセージが溢れかえ っている。
今回はそんな商品やサービス別のセールスメッセージでの伝え方を紹介する。
商品やサービス別の「別」とは何を基準に分けるか?
それが商品やサービスの性格が「難しい」「複雑」か「簡単」「シンプル」であるかである。
例えば
- お客さんにとって分かりづらい商品
- 今までにない新しい商品
- 機能が豊富、出来ることが豊富な商品
商品やサービスがどれくらい「難しい」「複雑」なのかによって、セールスメッセージの伝え方を変えるのだ。
商品やサービスが難しければ難しいほど、複雑であればあるほど、セールスメッセージは「シンプルに伝える」
逆に商品やサービスがシンプルであればあるほど、セールスメッセージは「詳しくに伝える」
この伝え方を覚えておくと、売れるセールスメッセージライティングに非常に役立つ。
例えば
家庭用向けに「ルーター」を販売する場合、そのルーターには下記のような機能があった
- 最大1,734MbpsのIEEE802.11acに対応
- 5GHz帯に対応した最新「11ac規格」に準拠
- 複数の機器と通信できるMU-MIMO技術
- 有線ポートはGigabitに対応
上の機能が何なのか分かるだろうか?一般の家庭向けに、お父さんやお母さんに伝えたところで、多くの人がおそらくチンプンカンプンだろう。
この場合、一般人にとって「ルーター」は難しく複雑な商品となる。複雑かシンプルかは多くの人がその商品やサービスに対する知識レベルの大小で判断できる。おそらく世間一般的に見て、上記で述べたルーターの機能がどういうものなのか知っている人は少ないだろう。よって「複雑な商品」と判断する。
「複雑=シンプルに伝える」
よって、家庭向けルーターの販売の場合は、セールスメッセージはシンプルに伝えると良いということになる。
- 高速化された無線LANによって家のどこにいてもサクサクインターネットができ る。
- 父親がノートパソコン、母親がタブレット、娘がスマートフォンを同時に使いながらインターネットが楽しめる。
このようにシンプルに分かりやすく伝えることで難しい複雑な商品に興味を持ってもらいやすくなる。
逆に、企業向けのルーターなら、企業にはネットワーク管理者がいることが多いので、その人の知識レベルは高い。つまり、もっと機能面を伝えても良いだろう。
もう一つ例を挙げると・・・
「水」
商品の複雑さはどうだろうか?
水がどういう商品なのか世間一般的に見て多くの人が知っている。
つまりシンプルな商品となるわけだ。
この場合セールスメッセージは
「シンプル=詳しくに伝える」
よって「水」について詳しく伝える必要がある。
- 水がどんな環境で湧いたものなのか?
- どんな成分が含まれているのか?
- その成分が人にどんないい影響を与えるのか?
- 他の水と何が違うのか?
- そもそも水が人にとってどれだけ大切なものなのか?
- 定期お届けで値段が変わるのか?
- 理想的な飲み方はあるのか?
などなど、詳しく伝える。これによって「水」の価値を伝えることができる。
難しく複雑な商品やサービスはシンプルに伝える
簡単で誰もが知っている商品やサービスは詳しく伝える