想像(イメージ)させる
売れるセールスメッセージではお客さんにイメージをさせることが大切だ。お客さんの頭の中で商品やサービスを使っているところ、使った後などを想像させる。
セールスメッセージには大きく分けて画像とコピーがある。画像で伝えることはコピーよりもイメージをさせやすい。百聞は一見にしかずである。しかし、画像単体では伝わらないメッセージもある。
例えば
一枚のカレーの写真があるとする。
美味しそうである。しかし、それ以外の情報は何もない。
どんな味なのか?辛いのか?甘いのか?日本のカレーなのか?インドカレーなのか?タイカレーなのか?欧風カレーなのか?
そんな時にコピーが役立つ。写真の他に「酸味を感じる香りなのに、濃厚で」とコピーがあるとよりどんなカレーなのかイメージしやすくなる。
出来るだけ具体的に商品やサービスのイメージをさせることが重要である。
では、どのようにしてお客さんがイメージしやすいコピーを書くことができるのかを紹介する。
イメージ化の例
- 黒い傘
↓
男性が使うと肩が濡れてしまいそうな小さな黒い折りたたみ傘は、小柄な女性向け - 小さい椅子
↓
木製の小さくて硬い黄色い椅子 - いい天気
↓
雲一つない真っ青な空 - 寝ていた
↓
大きなふかふかの白いベッドで寝ていた - 暑い
↓
汗がしたたり落ちるまるでサウナの中にいるようなジメッとした暑さ - 歩いていた
↓
下を向きながらトボトボと歩いていた - 飲んだ
↓
ゴクゴクと喉を鳴らしながら一気に飲み干した - 喜んだ
↓
力強く小さくガッツポーズをしながら「ヨシッ!」と喜んだ - 細長い棒
↓
直径1cm、長さ30cmのしなやかに曲がる細長い棒 - 食べる
↓
ガツガツ食べる - 落ち込む
↓
右手をおでこに当てて「はぁ」とため息をつきながら落ち込む - 怒った
↓
顔を真っ赤にして涙目になりながら怒った - ベラベラしゃべる
↓
息つく暇なく機関銃のようにしゃべり続ける
どうだろうか?少しコピーを補足するだけでお客さんに伝わるメッセージになることが分かるだろう。
お客さんが想像することで感情が動きやすくなる。そして感情が動くことで購入意欲が高まることにつながる。
このメッセージはイメージが浮かぶだろうか?想像しやすいだろうか?
そんな問いを投げかけながらセールスメッセージライティングを行うと良い。