価格とコピーの長さとの関係性

価格とコピー ライティングテクニック
価格とコピーの長さ

価格とコピーの量(長さ)は比例するのか!?

セールスメッセージを制作する際に欠かせないコピー。そのコピーの量に決まりはあるのだろうか?

想像してみて欲しい。

2リットル2,980円の水が販売されていた。
コピーは水の名前と健康に良いという簡単な説明のみ。
あなたはこの水を買うだろうか?

おそらく買わないだろう。

なぜか?

  • 高すぎる
  • 何の水だかよく分からない
  • なぜ健康に良いのか分からない
  • 怪しい

などの理由が思い浮かぶのではないだろうか。

要するに価格に対して、情報が足らないのだ。それが買わない理由になっている。

なぜ2リットル2,980円もするのか?

その疑問を解決しない限り売れないだろう。

つまり、価格が高いほどその商品やサービスの価格に見合った価値を証明する必要がある。証明する為にはコピーが必要だ。よって、価格が高いほどコピーの量(長さ)は増えるということが基本になる。

逆に値段が安い場合はどうだろうか?

「コピーの量(長さ)は減る」

と思ってしまったら要注意だ。実はここに落とし穴がある。

上記の例から「価格が安ければコピーの量は少なくて良い」という考えになってしまい、安い商品ほどランディングページやセールスレターが文量が少なく簡単なものになってしまいがちだが、それは間違っている。

例えば
2リットル10円の水が販売されていた。
コピーは水の名前と「健康に気を使っている人に最適!」という簡単な説明のみ。
あなたはこの水を買うだろうか?

もしかしたら買うかもしれないし、買わないかもしれない。

買わない人は、なぜ買わないのか?

  • 安すぎる
  • どう健康に良いのか効果が分からない
  • 怪しい

安ければ安いほど「なぜその価格なのか?」という疑問が浮かぶ。その疑問に答える必要がある。答える為にはやはりコピーの量が必要になってくる。

また、お試し商品の場合(価格は500円や980円など安い)でもコピーの量が極端に少なかったらコンバージョン率は落ちるだろう。なぜならば、試す価値をコピーでお客さんに伝えていないからである。

「安ければ売れる」ということはあり得る。しかし、売れるセールスメッセージライティングでは「安い=コピーの量 は少なくていい」という考えは捨てる。

価格とコピーの量(長さ)についてのまとめ

価格が高い場合
コピーの量(長さ)は増える
※なぜその価格なのか?価格に見合った価値があることを伝える必要があるから

価格が高い場合の例外
高級ブランド、有名な画家の絵、宝石などは価格とコピーの量は比例しない
※作っている会社や人に価値がある場合や、ダイヤモンドや金のようにその物質自体に価値がある場合、その価値を多 くの人が既に知っている場合はコピーの量は少なくても売れる

価格が安い場合
コピーの量(長さ)は少なすぎてはダメ
※なぜ安いのか?の理由を伝える必要があるから

価格が低い場合の例外
にんじん10円などのセール、激安の日用品
※商品やサービスが既に世の中に浸透していて誰もが知っているような場合はコピーの量が少なくても売れる