感情の中の怒り
セールスメッセージはお客さんの感情を動かすものでなければならない。
感情が動かないセールスメッセージは単なる説明文に過ぎない。
感情とは
- 喜び
- 怒り
- 憎しみ
- 悲しみ
- 楽しみ
- 哀れみ
- ワクワク
- イライラ
- ドキドキ
- ハラハラ
などなど人にはいろいろな感情がある。それらの感情の中で一番強い感情は何か分かるだろうか?
それは「怒り」である。
怒っている時、あなたはどうなるだろうか?想像してみてほしい。頭に血が上り、何かものに八つ当たりしたくなるだろうか?大きな声を出したくなるだろうか?頭をかきむしるだろうか?
このように、怒りという感情は行動に結びつきやすい。
これをセールスメッセージライティングに応用することで、怒っているお客さんに向けたセールスメッセージを制作することができるようになる。
「怒っているお客さんは行動に移しやすい」この心理を応用して、行動=購入へつなげる。
具体的にどうやってセールスメッセージに応用するのか?
- お客さんの怒りを再度思い出させる
お客さんが怒っている原因を理解し、あなたの言葉でお客さんと同じ怒りがあることを伝える。あなたは○○で怒っていますよね?ではなく、僕は○○で怒っているんです!という伝え方をすることがポイント - 共感してもらう
通常セールスメッセージライティングでは共感するためのメッセージを制作することが多いが、怒りを利用する場合は、共感するのではなく、共感してもらうことがポイントになる。先に述べた、1.お客さんの怒りを再度思い出させるで、自分の怒りを伝えた。その怒りがお客さんに伝わればお客さんはあなたに共感してくれる。お客さんは、この人は自分と同じ怒りを持っているんだな。と、親近感を覚えることにつながる。
- 共通の敵を作る
お客さんは何に対して、誰に対して怒っているだろうか?その敵を作り、一緒に怒ってやる
例えば
「ゴルフクラブ」を購入しようとしている男性にとって、購入を妨げる敵を作るとしたら誰になるだろうか?「奥さん」を敵にできるかもしれない。購入したいが、妻に反対される。購入したら怒られる。そんな気持ちが購入を決断できない理由だとしたら奥さんを敵にすることができる。
・朝から晩まで働いていてどうして趣味のゴルフまで気を使わないといけないんだ!
・小遣いをどう使おうが俺の勝手だ!いちいち言われたくない!
・購入がバレないように配達してもらえばいいんだ。
・こっそりとゴルフバックの中にしまえばバレることはない。古いゴルフクラブは買い取ってもらえばいい
・購入して何かを言われたら、上手く言い返す方法を考えよう。
このように、敵をやっつけるための作戦をセールスメッセージで伝えると、より共感してもらうことができ、敵をやっつけられると実感できれば購買意欲は高まる。
以上の3つを実行することで、お客さんはあなたを同じ怒りを持った仲間という感覚を持つようになる。そうなれば後は「私の怒りはこれでおさまった」と商品やサービスを紹介すれば良い。