心理学のマジカルナンバー7±2
マジカルナンバー7±2は、人間の記憶と関係している。
人間には長期記憶と短期記憶がある。短期記憶の場合、人間が覚えていられる 記憶容量は7つと言われている。つまり、マジカルナンバー7の7は人間が記憶できる数を示している。
±2とは?
短期記憶が全ての人が7つまでというわけではない。人によってもっと覚えられたり、逆に覚えられないという個人差がある。そこで記憶容量を±2とすることで5~9つの範囲となる。
マジカルナンバー7±2をセールスメッセージライティングで活かすと
「伝えたいことを絞り込む」
例えば
- 悩み事の箇条書き
- 商品の特徴
- 使い方の流れ
- 商品のメリット
以上のようなセールスメッセージのピース内の項目を5~9つにまとめると良い。
・悩みごとの箇条書き
〇〇で悩んでいませんか?の悩みごとを5~9つにまとめる
・商品の特徴
商品の特徴を5~9つにまとめる
・使い方の流れ
使い方のステップを5~9つにまとめる
どんな効果があるか?
・分かりやすい
使い方の流れが10ステップ以上あったら、簡単に使えない。面倒だ。と思い購入意欲が低下する可能性がある。
・記憶に残りやすい
これがマジカルナンバー7±2の効果である。多くのことを伝え過ぎて結局何も覚えていないことはよくある。あなたはビジネス書を読んだことがあるだろうか?最近読んだビジネス書の中の内容で思い出せる部分はいくつあるだろうか?数百ページも内容があるがそのほとんどは忘れてしまう。
セールスメッセージもそれに似ている。特にお客さんにとって興味のないことを長々と伝えても翌日には忘れ去られている。だからマジカルナンバー7±2を使って伝えることを絞る。それにより覚えてもらいやすくなる。
商品のメリットは7±2とは限らない
セールスメッセージ上で必ずしもまとめる必要がない部分がある。それがメリットだ。お客さんにとってどんな価値があるのかをまとめたのがメリットだ。メリットは無理にまとめて数を減らす必要はない。15個メリットがあるのにそれを減らして9個にする必要はない。
しかし10個メリットがあり、上手くまとめられる。もしくは4つしかメリットがないが新しいメリットを生み出せる。そのような場合は5~9つに当てはめるのはありだ。
メリットに関しては「お客さんにとってそのメリットが魅力的」であれば、いくつあっても構わない。