視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に訴える
人間は五感によって様々な情報を認識している。人間は五感によって得た情報から行動を決定することが多い。
例えば
- 視覚によって信号が青であれば進む。赤であれば止まる
- 聴覚によって物音がすれば様子を見に行く
- 嗅覚によって異臭が発生したらその場から逃げる
- 味覚によって不味ければ吐き出す
- 触覚によって地面がぬかるんでいれば慎重に歩く
このように五感は人間の行動に大きな影響を与えている
五感をセールスメッセージライティングに活かす
五感が行動を決定するのであれば、五感を上手く刺激することで「購入」という行動を促すことも可能だ。
その方法は、セールスメッセージで五感を刺激することだ。
例えば
ハニーケーキを販売する為のセールスメッセージ
箱を開けるとほのかにはちみつの香りが漂います。スポンジがふっくらしていてフワっとしたイメージがありますが、手に持ってみるとズッシリとした重さを感じていただけると思います。たっぷりのはちみつがスポンジに染み込んでいるからです。
ケーキの周りはチョコクッキーでコーティングされています。ナイフを入れるとザクッとした後、スゥーとナイフが入ります。それと同時に濃厚なはちみつの香りを楽しめます。ぜひ、レモンティーをご用意して、はちみつとレモンの香りをお楽しみ下さい。
一口食べると、サクサクとしたクッキーとはちみつが染み込んでしっとりとしたスポンジがベストマッチします。スポンジは口の中でギュゥ~っと潰すとはちみつがジワ~っと染み出ます。甘いはちみつとレモンティーが良く合います。
以上のようにセールスメッセージの中に五感を入れました。
- 視覚=ふっくらフワッと、チョコクッキーでコーティング
- 聴覚=ザクッ、サクサク
- 嗅覚=はちみつの香り
- 味覚=はちみつがジワ~っと、甘いはちみつ
- 触覚=ズッシリとした
セールスメッセージに五感を入れることで人間にどんな効果があるのか?
「想像(イメージ)しやすくなる」
この想像するということが商品購入には非常に重要である。
人間は想像したことしか実行できない。何をするにしても、人間は頭の中で実行することを想像する。その後、実際に実行するのだ。
つまり上記の例であれば、ハニーケーキを食べているところを想像することになる。食べている場面を想像することで、購入のハードルが低くなるのである。
このように、商品やサービスを使っているところを想像してもらうために、五感を刺激すると売れるセールスメッセージとなるだろう。