太ももに絞り込むことが大切

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絞り込む

全ての人にセールスメッセージを伝えることは可能か?

不可能だ。

どんなに素晴らしい商品やサービスであっても、どんな天才コピーライターであっても不可能である。人気芸能人やアイドル、歌手、俳優でも全ての人に好かれることは不可能。必ずアンチや興味がないという人が存在する。

セールスメッセージでも同じ。全ての人に商品やサービスの魅力を伝えることは出来ない

売れるセールスメッセージライティングにおいて「誰で良いので出来るだけ多くの人に伝える」という考えで制作してもコンバージョン率は上がらな い。むしろその考えで制作すればするほどコンバージョン率は下がる。

売れるセールスメッセージライティングの基本は「絞り込み」である。つまりターゲットを絞り込むということだ。絞り込んだ上で、それに該当する「ターゲットの中で出来るだけ多くの人にセールスメッセージを伝える」という考え方が激しい。

初めから出来るだけ多くの人に伝えるのではなく、絞り込んだ後にセールスメッセージライティングを行うというのがポイントである。

 

売りたい気持ちが先走る

商品やサービスを提供する人にとってできるだけ多くの人に買ってもらいたい。という考えはあるだろう。売りたい気持ちが先走っているとそうなる。売れない理由がそこにある。「誰でも良いから出来るだけ多くの人」とはターゲットが絞れておらず、商品やサービスの伝えるべきUSPがブレていることが多い。

 

質問です

あなたの商品やサービスのターゲットはどんな人ですか?

「40代の男性」
「女性なら誰でも」
「スキンケアに悩んでいる人」
「投資に興味がある人」
「痩せたいと思っている人」

上記のような答えが思い浮かんだ場合、セールスメッセージライティングのノウハウを使っても売れる可能性は低い。

なぜならターゲットが広すぎるからだ。

例えば
5月に配信する広告の見出しとしてどちらの方が売れるだろうか?

A:痩せたいと思っているあなたへ
ダイエットなら〇〇へお任せ下さい

B:夏まで3ヵ月、太ももが気になるあなたへ
太もも専門の〇〇へお任せ下さい

ダイエット業界の競争は激化している。そんな中Aのようなコピーでお客さんはお店に問い合わせしようと思うだろうか?

パターンA
リスティング広告で「ダイエット」関連キーワード全てに広告を出稿する。10,000アクセスあるかもしれない。しかし問い合わせは1件。コンバージョン率0.01%

パターンB
太ももに特化したコピーだ。ターゲットを絞り込んでいる。ターゲットを絞っているのでキーワードも「ダイエット 太もも」でリスティング広告を出稿。100アクセスしかないかもしれない。しかし太もも痩せ に興味があるお客さんが流入しているので100人でも1人問い合わせ。コンバージョン率1%

リスティング広告に出稿していた場合、クリックごとに広告費が発生する。1クリック100円とした場合、Aは広告費100万円。Bは1万円。費用対効果が圧倒的に違う。

セールスメッセージライティングにおいても、Aの場合はターゲットが広い為、コピーの精度が悪くなる。しかしBであれば、太ももで悩んでいる人に太ももに特化したコピーを書くので、精度が高まる。つまりコンバージョン率をアップさせることができる。

セールスメッセージライティングはこの順序で行う

1.ターゲットを絞り込む
2.コピーライティングを行う

この順番は絶対である。