カリギュラ効果とは
昔「カリギュラ」という映画があった。その内容があまりにも過激であった為、公開禁止になった。しかし、人々はどんな「映画なのか?」と余計に興味を持ち、話題になった。
このように、禁止されることによって、かえって興味が惹き付けられ、観たくなる・やってみたくなる心理のことをその映画にちなんで「カリギュラ効果」と言う。
この人間の心理はセールスメッセージでも応用することができる。
例えば
キャッチコピー
- このページは真面目な男性は絶対に読まないで下さい
- 紹介するテクニックは悪用は絶対にしないで下さい
- 本気でダイエットしたい方以外は絶対に読まないで下さい
見出し
- 【閲覧注意】
- ここから先は読まないで下さい
口コミ誘発テクニック
- この商品は数に限りがあるので誰にも言わないで下さい
- この内容は秘密です。口外しないで下さい
オファー
- まだ購入しないで下さい!
- 真剣な人以外は購入しないで下さい
ネットや広告以外でもカリギュラ効果を使った手法はある。
例えば
- 袋とじ
中身が見えないので見たくなる - CM前の「ピー」「モザイク」
CMに入る前に重大発表をしている音声に「ピー」っと入れる。大物ゲスト登場でその人物に「モザイク」がかかっている。
セールスメッセージ制作マインド
カリギュラ効果から売れるセールスメッセージを制作する上でのマインドを学ぶことができる。
パターンA
「この商品は最高です!買って下さい!絶対に損はしません!買って下さい!お願いします!ぜひ買って下さい!ぜひぜひお願いします!」
こんなセールスメッセージを受け取ってあなたは「欲しいな」と思うだろうか?逆に購入をためらってしまうだろう。
パターンB
「本気で悩みを解決しようと思っていないなら絶対に買わないで下さい。」
「すべての人に買ってもらわなくて結構です。」
「この条件をクリアできない人は絶対に買わないで下さい。」
パターンAとBどちらのセールスメッセージがより「欲しい」という気持ちになるだろうか?
人は「押し売り」を嫌う。だからセールスメッセージで「買って買って」と伝えるのは逆効果となる可能性が高い。それよりも商品や自分に自信を持って「気に入らなかったら買わなくてもいい」くらいのマインドでセールスメッセージを制作することで売れるセールスメッセー ジとなる。
ブランドやイメージを守るためカリギュラ効果をダイレクトに使うことが難しい場合もある。そんな時は「気に入らなかったら買わなくてもいい」という自信をお客さんに見せるマインドでセールスメッセージを制作すると良い。