効果的な価格の表記方法を知りたい/パーセンテージ表記をすべきでない場合を知りたい/価格を分かりやすく伝えたい
通常価格よりも割引をする際、効果的な価格の表示方法は?と考えたことがあるでしょうか?何も考えずに10%オフ!などの表記をしていませんか?
今回は価格の表記が伝えるメッセージ力について紹介します。
パーセンテージ表記
商品やサービスを割り引く際に使われる価格の表記方法として、パーセンテージ表記があります。
- 30%オフ
- 50%オフ
- 70%オフ
などです。クーポン雑誌などの紙媒体におけるパーセンテージでは、クーポン回収率は30%以上になると増加する傾向にあります。
5%や10%では、あまり反応がありません。よって、クーポン券を掲載する場合は30%以上にするのがオススメです。
このことから、人は最低でも20%、理想は30%以上の割引になるとより注目しやすくなり、かつそれを活用したい思う傾向があります。割引によって購買意欲を高めるならば30%オフと表記することが出来れば、より高いコンバージョン率が期待できます。
パーセンテージの弱点
10,000円の商品がなんと30%オフ!
と表記されていた場合、いくらで購入することができるでしょうか?
7,000円ですよね。では、
23,780円の商品がなんと30%オフ!
と表記されいた場合、いくらで購入することができるでしょうか?
これがパーセンテージ表記の弱点です。
webサイトやランディングページを見るお客さんの集中力は些細なことをキッカケにガクンと低下します。その要因の一つが頭の中に「?」が発生することです。「?」となった瞬間、一気に面倒な気持ちになります。
「23,780円の30%オフっていくら??」
この分かりづらさがパーセンテージの弱点になります。
パーセンテージの弱点を補う方法
「23,780円の30%オフっていくら??」の疑問に素早く答えることがあなたの使命です。
よって、30%オフの表記のすぐ近くに割引後価格を表記することが大切です。
23,780円の商品がなんと30%オフ!
16,646円!
これによりお客さんの頭の中に浮かんだ「?」がスムーズに解消されます。
パーセンテージを使用しない方が良いとき
パーセンテージの弱点は、割引後価格が分かりづらいことです。そのために割引後の価格を表示することが大切ですが、パーセンテージを使わない方が良い場合があります。どんな時でしょう?
それは…
「割引率が50%オフ」の時です。
50%オフよりも、もっと分かりやすい言葉があるのに気づきましたか?
そうです、「半額」です。
50%オフと半額、どちらも割引後の価格は同じですが、お客さんに伝わるメッセージ力に差が出ます。どちらが分かりやすいか?どちらが一瞬でお客さんの気持ちを掴むか?
- 23,780円の商品が50%オフ
- 23,780円の商品が半額
あなたがお客さんの立場なら、どちらの方が思考を働かせずに済みますか?どちらの方がメッセージがダイレクトに伝わってくるでしょうか?
実は、数字が2つ以上あると、私たちは無意識にその数字を比べて計算をしてしまう傾向があります。それを「半額」と数字ではない言葉に置き換えることで、計算という面倒な思考が発生するのを抑えることができます。
このように、価格1つ伝える場合でも、できるだけ分かりやすくダイレクトに伝わるようにしましょう。
あなたのサイトの価格表記は分かりやすいですか?