奇数と偶数どちらが効果的?
人間は平均7桁の数字までは覚えやすく、それを使った心理テクニックにマジカルナンバー7がある。人によって差があるのでマジカルナンバー7±2とも言われる。マジカルナンバー7±2では「56789」が理想的な数字となる。
マジカルナンバー7±2とは
⇒心理テクニック「マジカルナンバー7±2」
書籍のタイトルやキャッチコピーや見出しなでよく使われている数字だが、奇数と偶数どちらを使うとより効果的か知っているだろうか?
コピーライティングの世界では「奇数が良い」とされている。
ではなぜ「奇数」が良いのか?その理由を考えたことがあるだろうか?
例えば
「最近、ちょっと痩せたんじゃない?」
という言葉に下記のように答えたとする
A:はい!10日で5キロ痩せました!
B:はい!11日で5キロ痩せました!
「今月の来客数は?」
という言葉に下記のように答えたとする
A:はい!300人でした!
B:はい!301人でした!
あなたはどちらが信憑性が高そうに感じるだろうか?
統計的にみて多くなるのはBである。では、なぜBの方が信憑性が高いと感じたのか?
割り切れるかどうか?
偶数は割り切れる数字であるためキッチリ整っている数字というイメージがある
奇数は割り切れない数字であるため整っていない数字というイメージがある
そして人は無意識に下記のように認識する
整っている=人工的に手が加えられている=不自然
整っていない=手が加えられていない=自然
つまり…
偶数=整っている=不自然
奇数=整っていない=自然
このことから偶数は不自然でありその場で適当に思い付いた数字。作られた数字と認識されてしまう可能性が高くなる。よって信憑性が低くなる。
逆に奇数は自然あり適当ではない数字作られていない数字と認識される。よって信憑性が高くなる。
これが奇数の方が信憑性が高くなると感じる理由だ。
これをマジカルナンバー7±2を使うなら…579で使うとより効果を発揮できると予想できるだろう。