「読んでもらう」と「信じてもらう」どちらが重要か?
お客さんにセールスメッセージを「読んでもらう」ことと「信じてもらう」ことあなたはどちらがより重要だと思うだろうか?
コピーライティングやセールスレターについてある程度勉強している人、知っている人ならば「読まない壁」「信じない壁」が頭の中に入っているのでまずは「読んでもらう」ことが重要である。と判断するかもしれない。
壁についてはこちら⇒売れるセールスメッセージを制作する上で脳に刷り込むべき3つの壁とは
もしそのような理由で「読んでもらう」が重要だと考えたあなたは素晴らしい。確かに、セールスメッセージを読んでもらわなければ、信じてもらうことすらできない!
…本当に?
本当に読んでもらわなければ信じてもらえないのか?
実は私は「信じてもらう」ことが「読んでもらう」より重要だと考えている。
「儲ける」の「儲」と言う字は「信者」という字から成り立っている。信者は分解すると信じる者として捉えることができる。
例えばあなたが絶大な信頼をおいている先生、上司、友人、恋人にとってあなたは信者かもしれない。
そのあなたが信じている人物が「この○○は凄く最高だよ!とにかく買ってみて!」と言われれば、あなたはセールスメッセージを読まずに購入するかもしれない。
パソコンを購入する際、パソコンに非常に詳しい友人に相談したら「絶対に○○が良い」と薦められればあなたは「ありがとう。それを買う」と即決するかもしれない。
もっと分かりやすく言うと医者だ。あなたは医者から出される薬について、成分に何が含まれていて身体の中でどんな働きをして、どうやって病気が治るのに役に立っているのか?自分の身体には副作用が出る恐れはないのか?本当に自分に合っている薬なのか?そのように薬についてを詳しく調べたことがあるだろうか?多くの人が出される薬をそのまま飲んでいるのではないだろうか?
これは、医者という人物を信じているからである。だから出される薬に対して詳しい情報を得ずとも購入するのである。
もし、これが初めてあった人から「あなたの病気にはこの薬を買った方が良いよ」と薦められたらあなたはその薬を「分かりました」と言ってそのまま購入するだろうか?…しないだろう。
これが「信じてもらう」ことでもたらされる効果である。
どんな素晴らしいコピーでも負ける
あなたがどんな素晴らしいコピーを制作したとしても、お客さんが絶大な信頼をおいている人物から、購入前に「その商品は買わない方が良い」と言われれば、お客さんがあなたの商品を購入しない可能性が高まる。
さらに、その絶大な信頼をおいている人物が下手くそなコピーを書いてあなたと同じ商品を販売した場合、例えあなたのコピーが素晴らしくても、お客さんはあなたからではなく、その人物から購入する確率が高いだろう。
つまり、あなたが本当に価値のある商品やサービスを常に提供していて、お客さんがあなたのファンになっているならば、お客さんはセールスメッセージをほとんど読まずに、購入ボタンを押すことがあるのだ。
あなたが尊敬している人物が最新の商品を発売した。あなたは詳細な説明文を読まずに購入する。これは信じているからだ。信じていれば読むことな購入できる。
よって、読ませるよりも信じさせる方が重要だと言える。