「あなた宛て」二人称単数で伝える
売れるセールスメッセージでは二人称単数である。二人称単数とは「あなた」である。ランディングページなどにおけるセールスメッセージではお客さんを呼ぶときに「あなた」と呼ぶ。
皆様、方々、~達のように複数で呼び掛けてはならない。
例えば下記のようなメールが届いた時をイメージしよう。
あなたが会社のメールをチェックすると件名が「◯◯株式会社 ご担当者様」となっているメールが届いていた。あなたは興味津々にそのメールを読むだろうか?
また、DMが届いた時をイメージしよう。
「お客様各位」となっていた。あなたは興味深々にそのDMを読むだろうか?
では「◯◯(あなたの本名)様へ」となっていたらどうだろうか?少なくても上のような件名よりはずっと読む確率が高いということは分かるだろう。
人は自分のこと以外興味がない
まさかそんなハズはない。と思うだろうか?もちろん、人のために自分を犠牲出来る人もいる。自分の子供や大切な人の為ならという意見もあるだろう。
しかし、それが毎日毎日、毎時間、毎分、毎秒、自分以外の人に興味を持ってるか?と言われたらそんなことはないだろう。おそらく圧倒的多くの時間興味を持っているのは自分自身についてだ。
自分がどう思うか。自分のメリットは何か。自分に似合うか。自分がどう思われるか。自分がどれだけ楽できるか。自分が自分がと考えている。
人が一番興味があるのは「自分」である。
この心理をセールスメッセージライティングで役立てるには
商品やサービスの魅力がより伝わりやすいセールスメッセージとは、自分の名前がセールスメッセージの中に入っていることだと言える。
接客業であれば、お客さんの名前を覚え、お客さんの名前を呼んで話しかけることでセールスメッセージが伝わりやすくなる。顔が見えない電話でも同じだ。メールでも同じだ。名前を呼んであげることが大切だ。
しかし、ランディングページのようにウェブ上にあり、初めて訪れてくるようなお客さんの名前をズバリ呼ぶことはできない。
そこで使うのが「あなた」となるわけだ。
「あなた」はランディングページを見ているお客さんのことを呼んでいる。そしてお客さんは自分に対するメッセージだと思うことができる。
さらに効果を高める為に「絞る」
- ◯◯で悩むあなたへ
- ◯◯したいあなたへ
- 年収◯◯円のあなたへ
このようにターゲットを絞り込むことで、その条件に合致したお客さんは、より「あなた」という言葉が自分自身への言葉であると受け止めることができる。
売れるセールスメッセージの基本はお客さんのことを「あなた」と呼ぶことだ。