第一稿のコピーをどう書くかで「売れる」が変わる

第一稿の書き方 ライティングテクニック
第一稿の書き方

コピーライティングで一番初めに書いたコピーを第一稿という。その第一稿をどうやって書くかで、売れるセールスメッセージに近づくかどうか決まる。今回はその書き方を紹介する。

第一稿を書くまでにやっておくべきこと

セールスメッセージライティングの前にリサーチを行う
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その後パズルに必要なピースを集める
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続いて、大まかな流れ、つまりセールスメッセージの構成(設計)を行う
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リサーチ、ピース収集、構成が決まったらいよいよライティングだ。第一稿を書く。

多くの人が間違うポイント

それが第一稿で完璧なものを書こうとすることだ。

どんな優れたコピーライターでも第一稿で完璧なものが制作できる可能性は極めて低い。そのことを覚えておこう。セールスメッセージライティングが売れるセールスメッセージライティングになる為には「編集作業」が必要不可欠になる。編集作業は第一稿の後に行う工程である。

どうやって第一稿を書くのか?

第一稿では「あなたがお客さんに伝えたいこと、商品やサービスに対する思い、お客さんにこうなって欲し
いと思う気持ちなどをとにかく書く。ひたすら書く。」

表現の前後のつじつまが合わなくても気にしない。

間違えた表現でも気にしない。

誤字脱字も気にしない。

とにかくあなたの思いを止まらずに一気に書くことが重要だ。

完璧主義の性格な人ほど、第一稿から「良いコピーを書かなくてはならない」という気持ちに囚われてしま う。「うーん、ここはこう伝えて…いや、こっちの表現の方がいいな。…次は○○というテクニックを使っ て…」このようにコピーを書きながら考えてしまう。すると何度も何度も中断しながら書いていくことになるので時間が非常にかかる。考える工程はその後の編集作業で行なえば良いのだ。

第一稿の3つの書き方

  1. 自分の伝えたい思いをそのまま書く
    ※1.の書き方がどうしてもできない。そんな人は他の方法も紹介しておく。
  2. 大切な人に手紙を書くように書く
    ※あなたの大切な人を思い浮かべる。その大切な人は悩みや欲求がある。その悩みや欲求を解決し満たすのにあなたの商品が役立つ。さあ、その人にあなたの商品をお勧めする手紙を書いて伝えよう。
  3. パズルのピースごとに書く
    パズルのピースについてはこちら
    ※ピースごとであれば書くことが明確になるので書きやすい。しかしお勧めするのはやはり1.か2.の書き方だ。そのどちらかで書いたものを編集によってピースごとに分けていくという順番が理想である。

とにかく第一稿では難しいことは考えず、あなたが伝えたいことをダイレクトに書けばよい。初めから完璧な ものを目指す必要は一切ない。

大事だからもう一度言う「第一稿から完璧なコピーを書く必要はない」

私の第一稿も支離滅裂になっていることが多い。しかしそれでいい。なぜなら、そこから売れるセールスメッセージを制作して行くのだから。