返金保証制度を付けるとコンバージョン率が高まる。ということは聞いたことがありますよね。では、どうしてコンバージョン率が高まるのか分かりますか?
「買ってダメなら返金すればいいか」と思い、迷っているお客さんが買うから。
という考えも、間違いではありません。確かにそういうお客さんもいると思います。
今回は返金保証制度を活用する意味について、もっと深い理由について紹介したいと思います。
お客さんの3大リスク
お客さんは商品やサービス購入において、様々なリスクを感じています。ここで代表的な3つのリスクを紹介します。
お客さんの3大リスクとは
- 価格のリスク
- 品質のリスク
- 活用のリスク
1.価格のリスク
「価格は適正か」「他店ならもっと安いのではないか」「この出費は痛いが買っても大丈夫か」
価格が高いほどお客さんはリスクを背負うことになります。
2.品質のリスク
「効果があるか」「壊れないか」「実際の見た目は良いか」「味は美味しいか」
商品やサービスが自分の期待に沿っているかのリスクになります。期待に沿っていれば満足。沿っていなければ不満足という結果になります。
3.活用のリスク
「使いこなせるか」「使い勝手はいいか」「使いやすいか」「簡単にできるか」
商品やサービスを上手く活用できるかのリスクになります。どんなに素晴らしい商品やサービスを購入しても、それを使うことが出来なかったら何の意味もありません。
以上、3大リスクを人は購入の際に抱えています。コンバージョン率を高めるには、これらのリスクを軽減する必要があるわけです。
3大リスク軽減法
1.価格のリスク軽減法
- 価格同等以上の価値があることを伝える
- 他店よりも安い旨を伝える
- 高い理由を伝える
2.品質のリスク軽減法
- 商品説明を詳細に行う
- 商品写真をイメージしやすように多く掲載する
- 商品やサービスに満足したお客様の声を掲載する
3.活用のリスク
- 簡単に使えることを伝える
- 活用手順を分かりやすく写真や動画で伝える
- 実際に活用しているお客様の声を掲載する
以上のようなリスク軽減対策をすることは重要です。しかし、どんなにリスク軽減対策をしても、そのすべてのリスクが消えることはありません。
例えば、価格が高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれです。
食べ物であれば、人それぞれ嗜好が違うので、美味しいと感じる人もいれば、まずいと感じる人もいます。
簡単に使いこなせる人もいれば、使うのが難しいと感じる人もいます。
このように、人によってリスクの度合いが違うのです。では、それらの違いをどのようにして埋めれば良いでしょうか?
そこで活用するリスク軽減法が…
「返金保証制度」です。
返金保証制度の力
冒頭で、返金保証制度を活用することで、コンバージョン率が高まる理由は「買ってダメなら返金すればいいか」と思い、迷っているお客さんが買うから。と紹介しました。
しかし、もっと深いレベルでは「上記の3大リスクをすべて軽減することができるから」という理由になります。
それが返金保証制度の本当の力です。
返金保証制度の力を引き出すポイント
単に返金保証制度を活用しただけでは、その力を最大化させることはできません。力を最大化させるためには、3大リスクをそれぞれ軽減した上で、返金保証制度を活用することです。
よって、まずは3大リスクを軽減する対策をランディングページなどでとるわけです。その後に、返金保証制度を付けます。
3大リスクが軽減されたお客さんであれば、さらに返金保証制度があることで、購入の大きな後押しになります。これによってお客さんのリスクを大幅に軽減することができ、コンバージョン率アップへとつながります。
あなたのサイトでは、返金保証制度を設けていますか?そして、3大リスクはきちんと軽減させていますか?