長いコピーは読まれない。短い方が良い。
そう断言しているコピーライターがいたらちょっと疑ってかかるべきだ。
「長いコピーが読まれない」という考えは間違っているからだ。
「長いコピーでも読まれる」それが私の考えだ。
なぜならお客さんは自分にとって興味関心があるコピーはどんなに長くても読むからだ。
想像してみて欲しい。
あなたは毎晩深夜3時に目が覚めてしまい熟睡できないという悩みを抱えていたとする。原因は不明だが、なぜか決まって深夜3時に目が覚めてしまうのだ。なんでだろう?あなたは気にしていたが具体的な解決策は見つからないでいた。
そんなある日、郵便ポストの中に1通のDMが入っていた。「夜中目が覚めてしまうあなたへ 放っておくと危険かもしれません。今すぐご確認を」というタイトルが目に入った。
開封するとA4用紙2枚に文字がみっちり書かれているレターが入っていた。
あなたはそのレターを読むだろうか?
それとも丸めてゴミ箱に捨てるだろうか?
上記の状況を実際に想像できているならばきっと「読む」だろう。
それは今の自分にとって興味関心があるからだ。
「人は興味関心があるコピーであれば長くても読む」
では、逆に一度寝たら朝までぐっすりの人が同じDMを受け取ったら読むだろうか?読む確率がグッと下がるだろう。ほとんどの人が読まない。なぜなら、それは自分にとって興味関心がないからだ。
つまり、長いコピーを読むか否かは、お客さんがその事柄に興味関心があるかないかで決まると言っても過言ではない。そう言った理由から私は「長いセールスメッセージでも読まれる」と考えている。
コピーは長くても短くても関係ないのか?
「長いセールスメッセージでも読まれる」からと言って、ダラダラと無駄なことでも長く書いても良い。というわけではない。私が言いたいのは、お客さんにとって興味関心のある情報であれば、どれだけ長くても問題ないということだ。
つまり、お客さんにとってどうでもいいことをダラダラ書くのがNGである。その場合は、コピーを削って短くした方が良い。お客さんにとって為になる情報かどうか?常にお客さんの立場にとってコピーは書くべきであるということを忘れてはならない。